★ 梨の栽培風景 ★

梨栽培は年間の観察が大切です。
篤農家の教えを大切にしながら、食べてくださる皆さんに喜んでいただけるよう
毎日、 頑張っています!

4月は梨の交配シーズン

大山をバックに、 美しい梨の花が咲き乱れます。

梨は同じ品種の花粉がついても実りません。

そこで、多品種の梨の木から花を取ります。

たくさんの梨の花が集められます。
梨の花を機械にかけて、オシベを取っています。
 
24時間かけて、花粉だけにします。
綿毛のような道具を使って、一つ一つ、花粉をめしべにつけていきます。

良い実がなりそうな花を選んで丁寧に交配していくので、とても手間がかかります。

5月上旬は二十世紀梨の摘果作業をします。

たくさんなった果実を選別して間引き、1つだけにします。

適切な摘果は果実の味を左右する重要なポイントです。

1回目の袋かけ

梨の赤ちゃんを袋で包んで、丁寧に丁寧に育てます。

2回目の袋かけ

少し大きくなった果実に、もう一度袋をかけます。

二十世紀梨の美しい肌は、この手間のかかる袋かけを2回も行うことで守られているんです。

近所の方にも頼んで手伝ってもらいます。

農園に来てくださったお客様も、袋かけ作業を楽しまれます。

名前入りの袋で、自分のお気に入りの実を予約しちゃえ!

二十世紀梨の袋掛け作業は6月下旬に終わります。

井田農園では全ての梨に袋を掛け、病害虫から果実を守ります。

6月下旬〜7月上旬の二十世紀梨の様子
収穫前には袋を破って、食べごろを確認します。

収穫した梨を選果します

大きさや出来の良さで分けて、箱に詰めます。

早い品種では8月上旬から、晩生品種は12月まで、収穫・選果の作業をします。

冬場の剪定作業を行います。12月下旬から3月中旬まで作業します。

選定は一芽の見極めが大事!おいしい梨を作るために、ほんのわずかな梨の様子を見抜きます。

剪定作業の後、梨の枝を棚に整えて結わえつける、誘引作業を行います。

夫婦のナイス・コンビネーションがおいしい梨を作っています。